近代都市と歴史ある建物が詰まった千代田区には、都内でも有数の紅葉スポットが盛りだくさんです。
紅葉×城跡、紅葉×高層ビル等の千代田区内でしか見られない鮮やかな秋の風景をご紹介します。
自然が織りなす、艶やかな色彩の情景をぜひご堪能ください！
旧江戸城の北の丸城郭跡にある北の丸公園では、モミジやイチョウ、ケヤキ等、
約2,000本の落葉樹が、秋の訪れとともに色づき、さまざまな彩り、表情を見せてくれます。
特に公園西側の「もみじ山」は、都心随一の紅葉の名所として名高く、その華やかさに目を奪われること間違いなしです。
＜例年の見頃＞ 11月下旬～12月上旬
靖國神社御創立150年記念事業（令和元年）の一環で、より美しく整備された外苑から内苑へと続くイチョウ並木。
雄々しい大鳥居と、黄金色に輝くイチョウ並木のコントラストは、圧巻の一言。
内苑奥の神池庭園では、モミジやケヤキが鮮やかに赤く色づき、黄葉と紅葉の両方を楽しめる贅沢な場所です。
＜例年の見頃＞ 11月下旬～12月上旬
皇室の公式行事や外国大使の信任状捧呈式の馬車列にも使われる行幸(ぎょうこう)通り。
皇居と東京駅を結ぶ、道幅約74mの広々とした遊歩道が、金色のイチョウ並木で一層華やぎます。
青い空、周辺の高層ビル群との都会的なコントラストを楽しむもよし、
赤煉瓦の東京駅丸の内駅舎、街灯が灯り始める夕暮れ時に旅情を感じるもまたよし。東京らしい秋の風景です。
＜例年の見頃＞ 11月中旬
東京大回廊写真コンテスト入選作品「幻想の秋夜」蓮見 幸穂撮影
国会議事堂の正面、8車線道路の両側にきっちり線対称にイチョウが立ち並ぶ姿は、
中央に据えられた議事堂の威厳からか、その並木道にも一面に広がるイチョウの絨毯にも風格が感じられます。
また、議事堂に隣接する前庭の南庭は回遊式の庭園になっており、
四季を彩るさまざまな樹木がおのおの赤や黄色に色づくさまにも、深い趣があります。
＜例年の見頃＞ 11月中旬～12月上旬
国会議事堂 詳しくはこちら
| 住所 | 東京都千代田区永田町1-7 |
| TEL | 03-5521-7445 |
| 営業時間 | 9:00～16:00（９:00、10:00、11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00の一時間ごとに参観のコース案内が開催） |
16万㎡という広大な敷地を擁する日比谷公園は、明治36年の開園以来、四季折々の姿で都心に集う人々を楽しませてきました。
特に、開園当時の姿を残すS字形の園路のイチョウ並木は、歩みを進める毎に景色が移り変わる、そのさまにも趣を感じます。
名木「首賭けイチョウ」、日本で三番目に古いとされる鶴はばたく噴水のある雲形池、真っ赤な実をつけたハナミズキ林など、
オフィス街の中にみつけた秋の深まりを、全身で受け止めてみてはいかがでしょうか。
＜例年の見頃＞ 11月下旬～12月上旬
秋の皇居外苑の見頃は11月下旬～12月上旬。桜田門など江戸時代の重厚な歴史的遺構と美しく調和する紅葉が楽しめます。
「楠木正成像」周辺のモミジとカエデ。紅と黄のコントラストが色鮮やかで、色付き始めた木々と像とが見事に調和し、
この時期にしか収められない人気の写真スポットとなります。
＜例年の見頃＞ 11月下旬～12月上旬
最新の紅葉情報はコチラ：https://twitter.com/KG_info_kyokai
https://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/news/autumn_leaves/index.html
東京大回廊写真コンテスト入選作品「都心の秋」伴 博之撮影
自然豊かな皇居東御苑では、訪れた人々を四季折々の美しさで楽しませてくれます。
特に、昭和天皇のご発意により、都市近郊で失われていく雑木林を皇居内に作ろうと造成された二の丸雑木林には、
コナラ、クヌギを中心に、モミジ、ハゼノキなどの中低木や、ムラサキシキブ、ウメモドキ、エゴノキなどが植えられ、
晩秋の二の丸を、次々と赤や黄色に染め上げます。都心にいながら、武蔵野の秋の装いを感じられる特別な場所です。
＜例年の見頃＞ 11月下旬～12月中旬
大正12年9月1日に発生した関東大震災。焼け野原になった東京都心で
奇跡的に焼失を免れ、以降、復興のシンボルとして、東京の移り変わりを見守り続けてきました。
樹齢約160年とも言われているこの「震災イチョウ」は、
現在、気象庁により、東京におけるイチョウの標本木とされています。
＜例年の見頃＞ 11月下旬～12月上旬
桜の見頃は、1年に2度。春の訪れを告げる花の季節、そして秋が深まるほんの少し前の紅葉の時期です。
多くの人々を魅了し続ける千鳥ヶ淵の桜並木が、夕焼けに馴染むように一斉に茜色に色づくさまは見応えがあります。
ボートに乗れば、水面に映る紅葉や垂れ下がる桜並木を間近で見ることができます。
見頃を迎えるとほどなく散りゆく桜のその儚さは、春の花にも、秋の紅葉にも共通するところ。
1年に数日だけ観られる、季節が移ろう瞬間をお見逃しなく。
＜例年の見頃＞ 11月下旬～12月上旬
千鳥ヶ淵緑道（千鳥ヶ淵） 詳しくはこちら
| 住所 | 東京都千代田区三番町2先 |
| 営業時間 | 千鳥ヶ淵ボート場は3月1日から11月30日までの11:00～17:30 ※営業時間は、時期によって異なります。 |
JR御茶ノ水駅からすぐ、ビル街に突然現れるニコライ堂の丸いドーム屋根と白い壁。
その佇まいを、街路樹のイチョウが、より荘厳により色濃く映し出します。
煌めくイチョウの金色に、浮かび上がるニコライ堂。絵になる街角に異国情緒があふれます。
＜例年の見頃＞ 11月下旬～12月上旬
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東京大回廊写真コンテスト入選作品「風に散る秋」須藤 威撮影
東京大回廊写真コンテスト入選作品「錦」山田 幸奈撮影
