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 アートに、音楽に、スポーツに! 趣味がはじまる神田神保町さんぽ
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古書店街、本の街のイメージが強い神田神保町は、他にも神田スポーツ店街、お茶の水楽器店街としても知られ、アートやジャズ関連のスポット、希少な建築物も集結する稀有な街です。そこで今回は、各ジャンルを牽引するスポットをご紹介。専門知識が豊富なスタッフによる、“楽しい”を突き進むための後押しに、ワクワクが止まらなくなります。

石井スポーツ登山本店“スタッフに相談”が、理想の装備を手に入れる近道

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高尾山から富士山、エベレストまで、目的の山と体力に合わせた装備を提案してくれる心強い店です。店長の金井賢介さん曰く「登山用品はスペックで語れるものではないですから」と、創業以来力を注ぐ登山靴はもちろん、女性用アンダーウエアも含めて、店で扱うアイテムは衣、食、住と多岐に渡り、スタッフも実際に買って使っているそう。使い心地の実感を含めた的確なアドバイスで欲しいアイテムがいち早く見つかります。また、書籍コーナーも必見。「山と本は昔から親和性があるので、登山文化も発信しています」と、漫画、小説、エッセイ、図鑑、ガイドブック、テクニック教本などと多彩。心が躍ります。

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SPOT INFORMATION
 石井スポーツ登山本店

石井スポーツ登山本店 詳しくはこちら

住所 千代田区神田神保町1-6-1タキイ東京ビル2F
TEL 03-3295-0622
営業時間 10:00~20:30

下倉楽器 お茶の水本店オリジナル楽器も取り揃え、初めての相棒が見つかる

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弦楽器と管楽器を二大看板にした御茶ノ水楽器店街の古参店の一つです。1936年(昭和11)創業時は古道具店でしたが、戦後、進駐軍が持ち込んだトランペットや弦楽器が増え、専門店になりました。

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昨今、初心者に人気なのが金管楽器のトランペット。価格を抑えたオリジナルブランドMARCATOがあるうえ、「維持費がかからないので始めやすいですよ」と担当の川村真輝さん。ミュートをベルに当てて使えば、自宅練習も可能です。また、ギターも手が小さい人や女性でも弾きやすい自社ブランドS.Galaner をラインナップ。じっくり見て相談すれば、すっと手に馴染む相棒が見つかることでしょう。

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SPOT INFORMATION
 下倉楽器 お茶の水本店

下倉楽器 お茶の水本店 詳しくはこちら

住所 千代田区神田駿河台2-2
TEL 03-3293-7706
営業時間 10:45~19:15(日・祝日は10:30~18:30)

三味線と和小物のお店 音福ジャンルも作りも弾き方もさまざま。三味線の世界でハマる

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キュートな和小物に誘われ、店に入れば漏れ聞こえるのは三味線の音。三味線とひとことで言っても、津軽、長唄、端唄、民謡、出囃子など、ジャンルはさまざまで、「棹の太さ、皮の厚み、糸の材質も違いますよ」と、店主の下村洋子さん。しかも、店内に教室を併設し、自宅練習用のサイレント三味線や、洋楽器とセッションするのに使い勝手のいい福ちゃん三味線などのオリジナル、基礎練習に適した三味線バイエルなどの教本も企画、販売しています。もちろん、皮の張り替えや修理、撥や駒、糸などの付属品もしっかり揃い、メンテナンスもバッチリ。三味線の音から伝統芸能の世界の扉を開いてみて。

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SPOT INFORMATION
 三味線と和小物のお店 音福

三味線と和小物のお店 音福 詳しくはこちら

住所 千代田区神田神保町1-38 森ビル1階
TEL 03-3292-6066
営業時間 10:30~19:00(土曜は~18:00)

カンダハー本店スキー競技に目覚めた人を強力サポート

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レジャースキーではなく、回転、大回転といったアルペンスキーの競技者をサポートする専門店で、1987年の創業以来、競技スキー界を牽引しています。

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遊びで草レースに出るならどんな装備でも参加できますが、スキー連盟公認の大会を目指すとなると、話は別。 「種目、大会ごとにルールが異なるので、参加する大会に合わせて装備を揃える必要があるんです」と、店長の柴田邦弘さん。公式の大会に出ようとすれば、装備のみならず、メンテナンスの仕方も変わるもの。安価で使いやすさを追求した、オリジナルのメンテナンスツールを揃えているのも魅力です。

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SPOT INFORMATION
 カンダハー本店

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住所 東京都千代田区神田神保町1-4-16
TEL 03-3233-3045
営業時間 11:00~20:00

MIZUNO TOKYOスポーツをファッションから取り入れる

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「美津濃(ミズノ)」の東京支店として1912年(明治45)に開設。神田スポーツ店街の先駆け店は、時代の変遷とともにリニューアルを重ね、2020年3月、グローバルフラッグシップストアとして再出発しました。1階のスニーカーコーナーはその象徴的フロア。「ミズノブランドを知ってもらうきっかけになれば」と、有名ブランドとのコラボシューズを年に2〜3シリーズ展開。また、生地の開発にも力を注ぐミズノだけあって、通気性・速乾性に優れたトレーニングウエアもファッション性がアップ。MIZUNO DESIGN LABもあり、オリジナルTシャツが1着から作れます。

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SPOT INFORMATION
 MIZUNO TOKYO

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住所 千代田区神田小川町3-1
TEL 03-3233-7000
営業時間 11:00~20:00

JAZZ HOUSE NARUジャズの音を浴びるかぶりつき席で、息遣いや目配せも体感

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マッコイ・タイナー、マル・ウォルドロンなど、レジェンドジャズメンがステージに上がる老舗のジャズバーが御茶ノ水の駅近にあります。
こぢんまりとした空間ながら、グランドピアノを囲むカウンター席、ゆったりくつろげるソファ席、ステージを見渡す上段カウンター席が配され、ミュージシャンたちの息遣いや目配せも手に取るよう。浴びるように鳴り響く音に高揚感が高まります。
特に金・土・日曜は「初めての方も馴染みやすい王道系です」と、2代目店主の成田広喜さん。自家製チョコや酒を舐めながら、上質な夜を楽しみたいものです。

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SPOT INFORMATION
 JAZZ HOUSE NARU

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住所 千代田区神田駿河台2-1 十字屋ビルB1
TEL 03-3291-2321
営業時間 18:00〜22:00(1st STAGE19:00、2nd STAGE20:30) 日曜は13:30〜17:00(1st STAGE14:00、2nd STAGE15:30) 月・火曜限定のCurry Lunchは11:30〜14:00LO ミュージックチャージ 3500円

レモン画翠 お茶の水本店文具・雑貨から建築模型まで、アート性の高さに目が眩む

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イギリスやフランスからの直輸入や、アメリカへの直輸出を行う洋画材商店として1923年(大正12)に創業。戦後の1950年には当時流行していたレモンの生搾りジュースが飲める喫茶店を開業し、やがて、店の半分で画材を商いはじめ、店名をレモン画翠と変えたそうです。現在、喫茶は姉妹店として受け継がれ、本店にはスタッフセレクトのアート性の高い画材が目白押しです。国内外のアーティストの雑貨や文具、マスキングテープに加え、建築模型用資材は追随を許さず。建築設計関係者、鉄道模型造り愛好家にも愛されています。

SPOT INFORMATION
 レモン画翠 お茶の水本店

レモン画翠 お茶の水本店 詳しくはこちら

住所 東京都千代田区神田駿河台2-6-12
TEL 03-3295-4681
営業時間 1階〜4階(画材・模型材料売場) 平日:10:00〜20:00/土・日・祝日:11:00〜19:00 (無休) 地下1階(印刷コーナー) 平日:10:00〜20:00(土・日・祝日は休業)

ニコライ堂(日本ハリストス正教会教団東京復活大聖堂)駿河台の丘の上に鎮座する歴史的洋建築は、お茶の水のランドマーク

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高さ34.5mの荘厳で威風堂々とした大聖堂は 1891年(明治24)に竣工されました。日本に正教会を伝えた聖ニコライの名前で呼ばれていますが、正式名は東京復活大聖堂。ミハイル・シチュールポフが原設計を担当し、実設計は帝国ホテルや三菱1号館を設計した英国人のジョサイア・コンドルです。日本初にして最大級の煉瓦造りによるピザンチン様式は、関東大震災で倒壊しましたが、岡田信一郎の設計にて、緑青ドーム屋根を小窓付きのマンサード形式に変わり、八角形の柱で補強して1929年(昭和4)に再建。1962年に国の重要文化財にも指定されたその流麗な姿ゆえ、美術学校やサークルなど、しばしばスケッチ会のモチーフとして多くの方に描かれる人気のスポットです。

SPOT INFORMATION
 ニコライ堂(日本ハリストス正教会教団東京復活大聖堂)

ニコライ堂(日本ハリストス正教会教団東京復活大聖堂) 詳しくはこちら

住所 東京都千代田区神田駿河台4-1-3
TEL 03-3295-6879

聖橋選奨土木遺産に認定された、昭和を代表する美しきアーチ橋

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神田川の北側にある湯島聖堂と、南側に立つニコライ堂。2つの聖堂を結ぶ橋が関東大震災の復興橋の一つとして1927年(昭和2)に架けられました。神田川上部の36.3mに大きく放物線を描く全長92.0m のアーチ橋で、大きなアーチの上部や外堀通りの橋台部分や御茶ノ水駅ホーム上に連続する小アーチを組み合わせた、アート性の高い鉄骨コンクリート造り。構造設計を成瀬勝武、装飾デザインを山田守が担当しました。また、親柱をあえて廃したシンプルな高欄も特徴的です。夜間にはライトアップされ、優美な姿が闇に浮かび上がって幻想的です。2017年に、土木学会選奨土木遺産に認定されています。

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 聖橋

聖橋 詳しくはこちら

住所 神田駿河台四丁目~文京区湯島一丁目

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