- 歴史コース
【ちよだ歴史さんぽMAP】ちよだ江戸・東京事件の現場めぐり「丸の内東御苑コース」
- recommended by千代田区観光協会「ちよだ歴史さんぽMAP」制作担当者さん
- 3.5H
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CHIYODA LOCALS今回のちよだ人
- 千代田区観光協会「ちよだ歴史さんぽMAP」制作担当者
今回は千代田区観光協会が、区内に残る史跡や名所など歴史的価値のある観光スポットをまとめたちよだ歴史さんぽMAP④「江戸・東京事件の現場めぐり」からコースを紹介。「マップを見ながら千代田区周辺の歴史を楽しむのはもちろん、街並みや自然、建物を楽しみ、さらに素敵なお店などを知ってもらいたいです」と語る。
> ちよだ歴史さんぽMAP④「江戸・東京事件の現場めぐり」
約260年もの間続いた江戸時代。かつて江戸城があった千代田区には、時代のキーポイントとなった事件の舞台が多く存在します。ここでは、江戸幕府を巡る騒動を中心に、時代を象徴するスポットを紹介。歴史の岐路となった現場で、かつての人々に想いを馳せてみてください。
酒井家上屋敷跡「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」のモチーフは仙台藩の内紛劇
平川門大奥の最高実力者と歌舞伎役者のスキャンダル!?
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1714年(正徳4)
江島・生島(えじま・いくしま)事件
1714年、ひとりの女性が江戸城を追放され、平川門(不浄門)から信州へと送られました。7代将軍・家継の生母・月光院に仕える御年寄(大奥女中の最高実力者)の江島です。2月26日、月光院の名代として上野寛永寺と芝・増上寺に参詣した江島は、その帰途、山村座へ赴きます。歌舞伎見物、役者生島新五郎らとの酒宴を楽しみましたが、帰城の門限(夕方4時ごろ)に遅れたことが大問題となります。さらに生島との情通を追及され、江島は信州にお預け、生島は三宅島に流罪。ほか関係者約1500人が処分されました。しかし、ふたりの密通は事実無根で、月光院派の失脚を狙った6代将軍・家宣の正室・天英院派の陰謀だったともいわれています。
清水門公武合体の象徴、幕末のプリンセス江戸に下る
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1861年(文久元)
和宮降嫁(かずのみやこうか)
桜田門外の変で、幕府の権威は失墜しました。老中・安藤信正は、朝廷との融和によって幕府の権威を回復しようと考え、朝廷に14代将軍・家茂への降嫁を求めました。孝明天皇は「攘夷」を条件に、妹・和宮の降嫁を認めます。そして1861年11月15日、和宮一行は江戸に到着し、清水邸に入りました。このときの和宮の行列は、およそ6000人にもおよぶ絢爛豪華なものだったといわれます。なお、婚儀は翌年2月11日に行われました。
COURSE今回のコース
- 酒井家上屋敷跡
- 大手門橋
- 松の大廊下跡
- 天守台
- 平川門
- 竹橋
- 日本武道館
- 清水門