皇居・東京駅・日比谷 日本武道館
INFORMATION基本情報
- 所在地東京都千代田区北の丸公園2-3
- アクセス都営新宿線 東京メトロ東西線・半蔵門線「九段下駅」2番出口より徒歩5分
ホームページ | https://www.nipponbudokan.or.jp/ |
建築は京都タワーの設計も担当した山田守氏。武道の普及を目指して建築された日本武道館
東京メトロ九段下駅から徒歩5分の「日本武道館」。ここでは今まで、競技大会やアーティストのコンサート、企業の入社式など、さまざまな催しやイベントが行われてきました。そんな、日本を代表する競技場である「日本武道館」の歴史や近隣情報などを紹介していきます。
正しい武道の普及と、青少年の健全な育成を目的として創建された「日本武道館」。1963年(昭和38年)10月に着工し、20億円の建設費をかけて1964年(昭和39年)9月に完成しました。完成後はこけら落としの催事として、オリンピック東京大会にてその年初めてオリンピックの正式種目に認められた柔道大会を実施。その後も「日本武道館」では、各種武道の大会の開催や指導者のための研修会、外国人を対象とする国際セミナーなどを企画実施しています。
今まで多くの音楽イベントが開催されてきた「日本武道館」ですが、初めて音楽のコンサートが行われたのはさかのぼること1965年。レオポルド・ストコフスキーという音楽家による日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会でした。その後1966年にビートルズが来日公演を行い、コンサートとしての活用が浸透していきました。
建築は御茶ノ水の「聖橋」や京都タワーなどの設計で知られる建築家、山田守氏が担当。八角形の建物は奈良の「法隆寺」にある夢殿をモデルとしています。また、武道には君主が南向きに座り、選手が東西から入場するというしきたりがあることを踏まえ、東西南北を明確にするため八角系にされたとも言われています。なお、屋根の上に設置されている金色の玉ねぎのような装飾は偽宝珠(ぎぼし)という名称を持ち、寺院や神社などに魔除けとして用いられていました。
イベントや催しの開催時以外にも建築愛好家や、行楽にもおすすめの「日本武道館」。近隣施設と一緒に訪れてみると、充実した一日が過ごせるのではないでしょうか。