皇居・東京駅・日比谷 日本工業倶楽部会館
【国登録有形文化財】1920(大正9)年 横河工務所(松井貴太郎)
大正9年(1920)地上5階、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造の会館が竣工しました。三信ビルディングなどの設計で知られる松井貴太郎が設計担当の一人です。
日本における数少ない本格的なセセッション様式の建物で、全体に、「雅にして堅」を旨としていて、国賓を迎えることを考慮して、入り口にはドリック・オーダーが配され、正面階段も広くとられました。
実業家の親睦を目的とした社交クラブの建物で、正面屋上には小倉右一郎作の二つの人像が置かれ、男性はハンマー、女性は糸巻きを手にし、当時の二大工業石炭と紡績を示していました。
建物は2003(平成15)年に建替えられていますが、会館の南側部分を保存・残りを再現されています。
この工業倶楽部会館は、第一次世界大戦による工業の発展、昭和初期の大恐慌、戦争、敗戦、復興、経済成長を通じて常に経済界の大きなドラマの舞台であって、財界の記念碑的な存在でした。
大正9年(1920)地上5階、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造の会館が竣工しました。三信ビルディングなどの設計で知られる松井貴太郎が設計担当の一人です。
日本における数少ない本格的なセセッション様式の建物で、全体に、「雅にして堅」を旨としていて、国賓を迎えることを考慮して、入り口にはドリック・オーダーが配され、正面階段も広くとられました。
実業家の親睦を目的とした社交クラブの建物で、正面屋上には小倉右一郎作の二つの人像が置かれ、男性はハンマー、女性は糸巻きを手にし、当時の二大工業石炭と紡績を示していました。
建物は2003(平成15)年に建替えられていますが、会館の南側部分を保存・残りを再現されています。
この工業倶楽部会館は、第一次世界大戦による工業の発展、昭和初期の大恐慌、戦争、敗戦、復興、経済成長を通じて常に経済界の大きなドラマの舞台であって、財界の記念碑的な存在でした。
INFORMATION基本情報
- 所在地東京都千代田区丸の内1-4-6
- アクセス東京駅丸の内中央口より徒歩3分
大手町駅 B1出口より徒歩3分
○日本工業倶楽部サイト
http://www.kogyoclub.or.jp/building.html