皇居・東京駅・日比谷 イベント トワイライト、新版画―小林清親から川瀬巴水まで
イベント開催期間
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INFORMATION基本情報
| 会期 | 2026年2月19日(木) - 2026年5月24日(日) |
|---|---|
| 会場 | 三菱一号館美術館 |
| 開催時間 | 10:00-18:00(祝日除く金曜日、第2水曜日、会期最終週平日は20時まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
| 休館日 | 祝日・振休を除く月曜日 但し、開館記念日の4/6、トークフリーデー[2/23、3/30、4/27]、5/18は開館 |
| 公式ウェブサイト | https://mimt.jp/ex_sp/shin-hanga/ |
National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution, Robert O. Muller Collection
開催概要
その光だけは、色褪せなかった。
National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution, Robert O. Muller Collection
その光だけは、色褪せなかった。
最後の浮世絵師のひとりと呼ばれる小林清親が1876(明治9)年に開始した『東京名所図』は、明治期の風景版画へ大きな変革をもたらしました。黄昏どきの表情や闇にきらめく光の様相を描いた作品群は「光線画」と呼ばれ、深い陰影により江戸の情緒まで捉えています。このような視点は、失われゆく江戸の面影を惜しむ人々の感傷や、それらを記録しようとする写真の意欲とも重なっており、同時代の浮世絵師たちが文明開化により変貌していく都市を、鮮やかな色彩によって楽天的に捉えた開化絵とは一線を画するものでした。明治末期に浮世絵の復興を目指した新版画は、その技術ばかりでなく清親らが画面に留めようとした情趣を引き継いで、新しい日本の風景を発見していきました。清親から吉田博・川瀬巴水らに至る風景版画の流れを、スミソニアン国立アジア美術館のミュラー・コレクションによって辿ります。
National Museum of Asian Art, Smithsonian Institution, Gift of Kazuharu Ishida
みどころ
みどころ1
アメリカ建国250周年記念の年に、スミソニアン国立アジア美術館のコレクションが里帰り
みどころ2
明治の視覚を変革した写真と、伝統的な浮世絵との関わり
みどころ3
「最後の浮世絵師」小林清親がみせた浮世絵最後の輝きとその継承

川瀬 巴水《東京十二題 五月雨ふる山王》大正8(1919)年 スミソニアン国立アジア美術館
川瀬 巴水《東京十二題 木場の夕暮》大正9(1920)年 スミソニアン国立アジア美術館