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INFORMATION基本情報

場所: 東京国立近代美術館
日時: 2026年3月17日(火)~5月10日(日)
開催時間 10:00–17:00(金曜・土曜は10:00–20:00)
入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館)
公式ウェブサイト https://art.nikkei.com/kanzan/

展覧会概要

日本画家・下村観山は紀伊徳川家に代々仕えた能楽師の家に生まれ、橋本雅邦に学んだのち、東京美術学校に第一期生として入学しました。卒業後は同校で教鞭を執りましたが、校長の岡倉天心とともに辞職、日本美術院の設立に参加しました。

出品作品点数約150件、関東では13年ぶりの開催となる今回の回顧展では、狩野派、やまと絵の筆法を習得して若くから頭角を現した観山が、2年間のイギリス留学を通して世界をまたにかけた幅広い視野を身につけ、画壇を牽引する存在へと成長する軌跡を示します。そこからは、盟友の横山大観、菱田春草らとともに明治という新時代にふさわしい絵画を切り拓こうとした観山のひたむきな姿が浮かび上がってきます。

さらに、日本の古画や中国絵画の研究の成果、本人のルーツでもある能を主題とした絵画制作、時の政財界人とのサロンのようなネットワークにもスポットを当て、様々な角度から観山芸術の魅力に迫ります。これにより、明治から大正へと時代が移り変わる中で絵画のあり方に改めて向き合った観山が、自己表現のための芸術とはまた別の、作品を手に取る個人ひいては社会とともに生きる絵画を追い求めていったことが明らかになるでしょう。

見どころ

1. 誰もが圧倒される“超絶筆技”を味わう

狩野派、大和絵、琳派、中国絵画そして西洋絵画まで、東西の伝統的な絵画表現を徹底的に学び、自由自在に筆を操った観山。今もなお、その繊細な筆技は他の追随を許さないほどです。

2. 観山芸術の意義を再検証-作品の意味を読み解き、成り立ちを探る―

よく見ると和洋折衷の不可思議な表現、ミステリアスなモチーフなど、観山の作品には気になる部分がたくさんあることが分かります。そこには技法の他に、その作品を描くことになった経緯(作品の成り立ち)も関係しています。これらをひとつひとつ解きほぐすことで作品の示す意図を明らかにし、それを通じて観山芸術の意義を再検証します。

3. 大英博物館蔵、英国留学時の観山作品が里帰り

新しい日本の絵画には色彩の研究が必要だと考え、日本画家初の文部省留学生としてイギリスへ留学した観山。現地で親交を深めた小説家で東洋美術研究家のアーサー・モリソンに贈った自作(大英博物館蔵)が里帰り! 作品からは、海外経験を通じ観山が考えた「日本画のあり方」をも感じていただけます。

主な展示作品

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《獅子図屏風》1918(大正7)年 水野美術館蔵 (後期展示①4/14-5/10)

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《弱法師》1915(大正4)年 重要文化財 東京国立博物館蔵 Image: TNM Image Archives (前期展示3/17-4/12)

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《毘沙門天 弁財天》1911(明治44)年 徳島県立近代美術館蔵 (後期展示①4/14-5/10)

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《木の間の秋》1907(明治40)年 東京国立近代美術館蔵 (通期展示)

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