皇居・東京駅・日比谷 静嘉堂文庫美術館
INFORMATION基本情報
- 所在地東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1 F
- 電話番号050-5541-8600
- 営業時間10:00〜17:00(金曜日は10:00〜18:00)
※入館は閉館の30分前まで。 - アクセス東京メトロ千代田線「二重橋前駅」3番出口直結
JR「東京駅」丸の内南口より徒歩5分
JR「有楽町駅」国際フォーラム口より徒歩5分
定休日 | 月曜日(祝休日は開館し翌平日休館)、展示替期間、年末年始など |
入館料 | 一般 1,500円 大学・専門学校・高校生 1,000円 中学生以下 無料 障がい者手帳提示の方 700円(同伴者1名 無料) |
ホームページ | https://www.seikado.or.jp/ |
国宝や歴史ある美術品が数多く揃う。国内有数のアーカイブを誇る静嘉堂文庫美術館
東京メトロ二重橋前駅から徒歩3分、JR東京駅、有楽町駅から徒歩5分の「静嘉堂文庫美術館(せいかどうぶんこびじゅつかん)」。国宝7件を含んだ、およそ6,500件の東洋古美術品が収蔵され、国内でも有数のアーカイブを誇ります。そんな「静嘉堂文庫美術館」が、2022年10月「明治生命館」内に展示ギャラリーを移転。そこで、改めて「静嘉堂文庫美術館」の創設の歴史、そして移転後の展示の見どころを紹介していきます。
三菱財閥の第二代目社長の岩﨑彌之助と、第四代目の社長を務めた岩﨑小彌太の、父子二代によって創設、拡充された「静嘉堂文庫美術館」。美術館としての機能を持つ前、ここは岩﨑彌之助の邸内で図書館「静嘉堂文庫」として運営されていました。1940年になると、岩﨑小彌太が現在の世田谷に「静嘉堂文庫」を建設。そして1945年、岩﨑小彌太没後、当人の遺言により国宝や重要文化財を中心とする美術品が寄贈されました。
1977年になると「静嘉堂文庫」に併設された展示館で、美術品の一般公開が始まります。その後の1992年に、創設100周年を記念し「静嘉堂文庫美術館」が新設されました。そして、創設130周年を迎えた2022年の10月、「明治生命館」の1階に展示ギャラリーが移転。「静嘉堂@丸の内」が開館しました。
「静嘉堂@丸の内」では、そのときどきのテーマに沿った企画展を実施。注目は、2023年1月2日から2月4日まで開催される「初春を祝う―七福うさぎがやってくる!」。展示では昭和の名工である大木平藏が制作した、兎の冠をつけた七福神たちの「宝船曳」と「輿行列」を中心に、58体もの御所人形がずらりと並びます。
展示では、徳川将軍家より伝来したと言われる国宝の「曜変天目(稲葉天目)」も。完全な形で日本に残っている器は3点のみなのだとか。
さらに、日本と中国の吉祥画題や、正月にぴったりの縁起の良いデザインの茶道具やうつわなども展示。新年にふさわしい、運を招くような作品の数々を見ることができます。
ここでしかお目にかかれない国宝や美術品と出会える「静嘉堂文庫美術館」。芸術や歴史が好きならより一層楽しめるはず。また、移転したばかりの館内の建築も見どころの一つです。審美眼を磨くことができる「静嘉堂文庫美術館」に、ぜひ一度訪れてみてください。
※掲載情報は、2023年1月時点のものです。