樋口一葉生誕の地
 樋口一葉生誕の地

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 第一ホテルアネックスの東にある千代田区立内幸町ホール(内幸町1-5-1)。その入口脇の植え込みに記念碑がたっています。「樋口一葉生誕地」の碑です。
 小説「にごりえ」や「たけくらべ」などで有名な明治を代表する女性作家樋口一葉。5,000円札の顔としても知られています。
 一葉は、明治5年(1872年)旧暦の3月25日に東京府構内の武家長屋(現在の内幸町1-5-2)で、東京府警視庁の役人だった父樋口則義、母たきの次女として生まれました。
 一葉は短い生涯の間に15個所も転居しており、小説を書きはじめた頃にいた本郷菊坂や、終焉の地である本郷丸山福山町(いずれも文京区)に住まいがあったことは比較的よく知られられているようです。しかし、一葉の生誕地が千代田区の内幸町にあったことはこれまであまり知られていませんでした。
 碑には作家の森まゆみさんの解説が記されています。
『(森まゆみ「一葉の四季」より)
 樋口一葉、名は奈津、なつ、夏子とも自署した。明治5年3月25日、内幸町にて、東京府庁に勤める樋口則義と母たきの次女に生まれる。14歳で中島歌子の歌塾萩の舎に学ぶ。本が好きで親孝行だった。身長五尺足らず、髪はうすく、美人ではないが目に輝きがあった。
 士族の誇りを胸に、つつましく見えてときに大胆。心根はやさしくときに辛辣。女であることを嘆きつつ、ときに國を憂えた。
 文学を志し、明治27年より「大つごもり」「たけくらべ」「にごりえ」「十三夜」「われから」と次々に発表、奇跡の14か月と評される。
 明治29年11月23日、本郷丸山福山町四番地で死去。享年満24歳。』

INFORMATION基本情報

  • 所在地内幸町1-5
  • アクセス内幸町駅A5出口より徒歩2分

 

 

 

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