皇居・東京駅・日比谷 イベント HIBIYA ART PARK 2025
INFORMATION基本情報
開催期間 | 第1期:2025年4月25日(金)~5月11日(日) 第2期:2025年5月17日(土)~5月25日(日) |
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公式ウェブサイト | https://www.tokyo-park.or.jp/special/2025art_hibiyapark/ |
PARK STATEMENT
都立公園は、首都東京の緑の骨格を形成するとともに、ふれあいの場、環境保全や防災、美しい景観など、多様な機能を持つ都市の資産であり、一人ひとりのみなさまにとってのかけがえのない財産です。成長と成熟が両立した都市・東京の実現に向け、東京都は、都立公園全体の機能や価値を向上させるべく、さまざまな取組を行っています。2040年の都立公園のあるべき姿として、豊かな緑を育み次世代に繋ぎ、国内外の人を惹きつける魅力を生み出す、一人ひとりのウェルビーイングに貢献する公園をめざしています。
公園で過ごす時間、公園がもたらす空気、公園を利用するすべての方に、公園の新しい価値を提案、共有したいという想いのもと、都立公園の一部では四季を通じて花と光の演出を行ってきました。また、昨年度は、日比谷公園や葛西臨海公園において、新たに「アート」の要素を取り入れたインスタレーションを行いました。今回、日比谷公園では、
Park×Art 日比谷から始まる新しい公園のかたち
「Hibiya Art Park2025 –訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」
と題し、会期を二つに分け、パブリックアートからパフォーミングアーツまでの多様なアートを通じて、日比谷公園の奥深い魅力に触れて頂くプログラムを展開します。
日比谷公園の歴史を振り返ると、1903年の開園以来、常に新しいものを取り入れ、「新しい文化に触れる場所」「文化の発信拠点」として存在してきました。日本初の近代的洋風公園として、3つの「洋」(洋食・洋楽・洋花)を取り入れた公園としても有名です。現在、東京都では、東京のシンボル的な公園としてさまざまな先導的な取組を行ってきた日比谷公園において、2033年の開園130周年に向け、「バリアフリー日比谷公園プロジェクト」で段階的に整備を進めています。
私たちは、新たな時代に向けての整備過程においても、新しい価値を発信し続けながら、公園を利用するすべての方々と想いを共有していきたいと考えています。時代に合わせて進化していく公園。日比谷公園では、国内外の様々なアーティストが「公園」という開かれた公共空間で織りなすアートを通して、新たな発見をお届けします。鑑賞だけでなく体験することで、新たなつながりが生まれるかもしれません。すべての人に開かれ、つながり、「一人ひとりに価値のある場所」としての新しい公園のかたちを、ぜひご体感いただきたいと思います。
4.25(FRI)〜5.11(SUN)第1期
久保寛子、小金沢健人+西畠清順、ジャコモ・ザガネッリ、宮崎啓太
CONCEPT
組み合わせと見立てで遊ぶ
子どもの頃に触れる積み木遊び
組み合わせによって家や車になっていく
そこには「見立て」の源流が流れています
川や池、砂場といった自然の景観の「見立て」は、
日本の造園において、伝統的な技術として使われてきました
その概念は、華道などでも用いられています
本展では、その基本的な「見立て」の技術に倣って、
現代美術とのコラボレーションを果たしていきます
本展キュレーター・山峰潤也

A:「Forest for Momentum(流れを生む森)」小金沢健人+西畠清順
B:「やさしい手」久保寛子
C:「Hibiya Ping Pong Platz」ジャコモ・ザガネッリ
D:「巣の構造」宮崎啓太
E:「ハイヌウェレの彫像」久保寛子
CURATOR
5.17(SAT)〜5.25(SUN)第2期
維新派 屋台村&上映会、上田久美子+miu+川村美紀子、 小泉明郎、小山田徹
CONCEPT
植物は光を受けて、やがて花を咲かせる。
花はその形や色で昆虫や鳥たちに自身の存在を知らせ、香りで誘いかける。
昆虫や鳥たちは蜜を受け取りながら花粉をまとい、同じ花を求めて次の花へと運ぶ。
こうして、花と昆虫は互いに作用し合いながら、共に進化—共進化していく。
観客は、花や光、昆虫といった人間以外の存在のこうした在り方を、
誰にでも開かれたここ日比谷公園での“Play”を通じて新たに知覚しなおす。
この場では、人間と人間以外の痕跡や軌跡が交わり、その線が絡み合い、多様な結び目を生み出す。
それは「他者と共にある集い方」を考える場であり、
来るべき災厄に備える私たちの未来への“リハーサル”となるでしょう。
PROGRAM