皇居・東京駅・日比谷 イベント 復刻 開館記念展─仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント

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出光美術館 展覧会

INFORMATION基本情報

開館時間 10:00〜17:00
※金曜日は19:00まで
※入館は閉館の30分前まで
日時 2024年4月23日(火)~5月19日(日)
入館料 一般1,200円/高・大生800円
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料です
休館日 毎週月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
場所 出光美術館
アクセス JR「有楽町」駅 国際フォーラム口より徒歩5分
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅/都営三田線「日比谷」駅 B3出口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅 有楽町線方面 地下連絡通路経由 B3出口より徒歩3分
公式ウェブサイト https://idemitsu-museum.or.jp/exhibition/present/

出光美術館の軌跡 ここから、さきへⅠ

復刻 開館記念展
─仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント

展示概要

  • #
  • 1966年秋、東京・丸の内の帝劇ビル9階に開館し、多くの方々に親しまれてきた出光美術館。ビルの建替計画に伴う、2025年1月からの休館を前に10月までの期間「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ」をテーマに4つの展覧会を予定しています。幕開けとなる本展は、58年前の開館記念展の出品作品と展示構成を意識しながら企画されたもの。開館記念展の内容をもとに作品を選び、当時の展示構成の部分的な再現を試みています。出光コレクションのエッセンスが凝縮された作品の数々を、いまなお開館当初の雰囲気を漂わせる展示環境のなかで、そして、やはり当時のままに皇居外苑をのぞむロビーからの眺めとともに、お楽しみください。

本展のみどころ

・昭和41年(1966)秋に開催された開館記念展を復元!
・出光コレクションの原点、
 唯一無二の仙厓の書画 約20件を展示
・様々な古唐津、高く評価された中国陶磁とオリエントの美術も展覧

各章の解説

第1章 古唐津

  • 飾り気のないその雰囲気が、「野武士のように素朴な朝鮮風のやきもの」とも称された古唐津(唐津焼)。一方で唐津焼は肥前一帯で多くの陶工が作っていたこともあり、いろいろと作風の違いがあります。初代館長の出光佐三は古唐津の魅力にひかれ、その蒐集熱に火が付き、300件を超える充実したコレクションを形成するに至りました。「一楽、二萩、三唐津」と茶陶を代表するだけでなく、「大皿の時代」を牽引した古唐津の数々をご覧ください。
  • #絵唐津丸十文茶碗
    唐津 日本 桃山時代 出光美術館

第2章 仙厓

  • #指月布袋画賛
    仙厓 日本 江戸時代 出光美術館
  • 「博多の仙厓さん」の愛称で親しまれている聖福寺の住持・仙厓(1750-1837)の禅画は、ほのぼのとした素朴な味わいがあります。「厓画無法(がいがむほう)」(仙厓の絵には法則がないこと)を宣言した仙厓の作品は自由な筆致で描かれていますが、その中に禅の教えが込められており、「仙厓くらい禅を書画の上に自由に表現し得る人はない」とも称されています。開館当初の仙厓室を飾った作品を通して、禅とは何かの問いに答えてくれる仙厓の書画をお楽しみください。

第3章 中国陶磁

  • 中国陶磁は同館のコレクションのなかでも早くに蒐集が始まりました。佐三は1910年代後半頃に大連で中国陶磁の穏やかな美に癒され、その後、北京や天津の骨董屋で中国陶磁を求めています。日本社会において茶道や華道などの伝統のなかで培われ、愛されてきた中国陶磁(唐物)に加え、近代以降に注目されるようになった唐三彩、鈞窯や景徳鎮官窯の青花など、様々な時代、産地のやきものを通してその魅力を紹介します。
  • #金襴手孔雀文仙盞瓶
    景徳鎮窯 中国 明・嘉靖「冨貴佳器」銘 重要美術品 出光美術館

第4章 オリエント

  • #色絵人物文花口瓶
    イラン 12~13世紀 出光美術館
  • エジプトやメソポタミア文明の発祥地として知られるオリエントの地域では、ナイル河流域、チグリス・ユーフラテス河流域、さらには地中海の周りに華やかな文化を創出します。豪華な金銀器や色鮮やかなガラス器、装飾性豊かな陶磁器など見事な美術工芸品が見られ、いずれも異国情緒が感じられます。また中近東の地域は、陸・海の道で古くから東アジアと繋がっており、交流がみられます。同館でも開館当初から、オリエントの遺宝に注目してきました。

第5章 青銅器

  • 古代中国の宝物として、また芸術品としても評されてきた青銅器。紀元前1800年頃から中国文明を代表する青銅容器が作られます。その後も、人がなお神とともにあった商(殷)・周時代には生命感に溢れ、精妙な作品の数々が生み出されており、まさに中国古代の人々の精神表現が映し出されているといえます。歴史を実証する物的資料として、さらに中国美術の精華の源流が青銅器にあることから、佐三はこれらを蒐集し鑑賞の対象としたのです。
  • #饕餮文斝 一対
    中国 商(殷)時代後期
    重要美術品 出光美術館

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