皇居・東京駅・日比谷 イベント 春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ

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東京ステーションギャラリー 企画展

INFORMATION基本情報

日時


10:00〜18:0
※金曜日は20:00まで
※入館は閉館30分前まで

休館日 月曜日[9/18、10/9、11/6は開館]、9/19(火)、10/10(火)
場所 東京ステーションギャラリー(東京都千代田区丸の内1-9-1)
アクセス JR東京駅 丸の内北口 改札前
観覧料
チケット購入
一般(当日)1,300円 高校・大学生(当日)1,100円
一般(前売)1,100円 高校・大学生(前売)900円
中学生以下 無料
※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
※最新情報・チケット購入方法は、東京ステーションギャラリーの公式サイトでご確認ください
主催 東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)
お問合せ先 TEL:03-3212-2485
公式ウェブサイト https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202309_shunyo-kai.html



春陽会誕生100年 それぞれの闘い

岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ
 

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春陽会は1923年に第1回展が開催された、現在も活発に活動を続ける美術団体です。民間最大の美術団体だった日本美術院の洋画部を脱退した画家たちで構成された創立会員を中心に、新進気鋭の画家たちが加わり新団体「春陽会」を結成しました。
彼らは同じ芸術主義をもつ画家たちの集団であろうとはせず、それぞれの画家たちの個性を尊重する「各人主義」が大事であると考えました。また、春陽会の展覧会には油彩だけではなく、版画、水墨画、さらには新聞挿絵の原画などが形式にとらわれずに出品されました。そして、春陽会では画家たちが互いの作品を批評しながら芸術のために研鑽を積み、次世代育成をも念頭に基盤を固めていったのです。
出品作品のなかに、自らの内面にある風土(土着)的なもの、日本的ないしは東洋的なものを表現しようとする傾向が早くからみられたことは、注目すべき点でしょう。
すでに知名度のある花形の画家たちにより組織され、帝国美術院、二科会に拮抗する第3の洋画団体として誕生した春陽会。本展は、その創立から1950年代までの葛藤に満ちた展開を100点以上の作品で辿ろうとするものです。

見どころ1 春陽会で活躍した豪華な面々
東京ステーションギャラリーで過去に回顧展を開催したことのある岸田劉生、木村荘八、河野通勢。その名を冠した美術館をもつ小杉放菴、三岸好太郎、硲伊之助。のちに文化勲章を受章した梅原龍三郎、中川一政、岡鹿之助。フランス画壇でも評価された長谷川潔。日本近代美術のお馴染みの画家の作品が展示室を彩ります。

見どころ2 えり抜きの内容を目指しました
2020年度より研究者を交えた春陽会関係者と開催館学芸員、あわせて約10名が毎月のように集まり、調査の結果を持ち寄って展示作品をセレクトしました。その結果、春陽会の第1回展からの出品作を多く含む50名近い画家たちによる良質な作品が、40以上の所蔵先から集まるというこだわりの内容になりました。

見どころ3 岸田劉生が目指した美
春陽会設立から第3回展まで、岸田劉生が春陽会に所属していた時期の作品11点が本展に出品されます。油彩では三味線を弾く麗子像や芝居絵、日本画では寒山拾得図と二人の麗子像も登場。梅原龍三郎も評価していた劉生が当時表現しようとした「東洋の美」とはいかなるものだったのか、会場でご覧ください。

見どころ4 木村荘八の代表作が続々登場
代表作《パンの会》、第1回直木賞作家川口松太郎が傑作と推す《川岸夜(明治一代女)》、永井荷風『濹東綺譚』挿絵(原画)といった代表作に加え、絵と文により日本芸術院恩賜賞を受賞した『東京繁昌記』の表紙のために描かれた《銀座みゆき通り》など12件をご紹介。

見どころ5 春陽会の顔、中川一政と岡鹿之助の作品も多数展示
中川一政の作品は、第1回展の頃の草土社風の静物画、大衆に親しまれた尾﨑士郎『人生劇場』の挿絵原画、強い存在感を放つ人物画、駒ケ岳、向日葵を描いた油彩画など6件を紹介します。そして、細かい筆触で風景や花などを描き、若い画家たちに強い影響を与えた岡鹿之助の油彩が6点展示されます。

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