飯田橋・九段・市ヶ谷・北の丸 イベント 連続企画展(2)「おしゃべりな本たち-謎解き!紙と文字から探る内閣文庫-」
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INFORMATION基本情報
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入館時に、検温、健康状態申告書の提出、マスクの着用等にご協力をお願いします。また、密接を避けるため、入室制限を行う場合があります。
詳しくは公式ウェブサイトをご確認ください。
http://www.archives.go.jp/news/pdf/information_NAJ.pdf
会期 | 令和3年9月25日(土)〜11月28日(日) |
開館時間 | 月~日曜日 9:15~17:00 ※期間中無休 |
会場 | 国立公文書館 本館(千代田区北の丸公園3-2) |
アクセス | 東京メトロ東西線竹橋駅下車[1b出口] 徒歩5分 |
入館料 | 無料 |
お問合せ | 03-3214-0621 |
ウェブサイト | http://www.archives.go.jp/exhibition/index.html |
国立公文書館開館50周年・公文書管理法施行10周年記念
連続企画展(2)「おしゃべりな本たち-謎解き!紙と文字から探る内閣文庫-」
―耳を傾ければきっと聞こえてくる、本たちの声。
世界には1冊として全く同じ本は存在しません。なぜなら同じ題名や内容を持っていたとしても、印刷した時期や持ち主が異なっていれば、それぞれ違う来歴を持っていることになるからです。 本の形や紙の素材、筆跡や蔵書印、果ては書き込みや虫食いなど、本に残された様々な手がかりに注目することで、本だけでなく歴史や文学の来た道を辿ることができるかもしれません。
本展では、国立公文書館開館50周年・公文書管理法施行10周年を記念して、本の形態や素材に着目する書誌学の手法を用い、国立公文書館が誇るコレクションである内閣文庫から、様々な知識を教えてくれる「おしゃべりな本たち」を紹介します。
※会期中、展示替えを行います。
「三十六歌仙(さんじゅうろっかせん)」と称される歌人たちの名歌を一首ずつ選び、歌合の形式で左右に編集した歌集で、文禄3年(1594)9月に書写されました。本文は近衛前久(このえさきひさ)(1536〜1612)の筆で、表紙・裏表紙の見返(みかえし)に描かれた龍虎の図は、狩野探幽(かのうたんゆう)(1602〜1674)が描いたと伝えられており、非常に豪華なつくりとなっています。京都学習院旧蔵。
唐の白居易(はくきょい)(772〜846)が著した漢詩文集『白氏文集(はくしもんじゅう)』から、治政の参考になる詩文を抄出した書です。本資料は永仁3年(1295)に書写されたもので、京都智積院(ちしゃくいん)が所蔵する断簡のほかには伝本が知られていません。糊付けによる装丁方法「粘葉装(でっちょうそう)」が用いられています。和学講談所旧蔵。重要文化財。
唐の皇帝太宗(たいそう)(在位:626〜649)の政治論議をまとめた書で、編者は呉兢(ごきょう)(670〜749)。中国では為政者の教科書として読み継がれ、徳川家康(1543〜1616)も愛読者の一人でした。本資料は、家康の命によって、京都伏見で印刷されたことから、伏見版と呼ばれます。慶長5年(1600)に出版されました。林羅山(はやしらざん)(1583〜1657)旧蔵。