二松学舎大学の金井健史講師が担当する国際政治経済学部 国際経営学科1年次生のPBLゼミナール(経営)の授業において、学生が「千代田区へ来たくなるガイドツアー」を企画する課題に取り組み、最終回の授業ではグループごとにプレゼンテーションを行いました。ここでは、見事最優秀グループの一つとして選ばれた、千代田区で働く方を対象にした仕事終わりや休日に違った過ごし方をする癒しのコースをご紹介します!
今回のコース制作は普段千代田区で働く方に、あえて普段通勤する町でいつもとは違う過ごし方をしてもらうことで、改めてその町の魅力を再発見してもらうことを意識して制作してくれています。「千代田区=オフィス街というイメージを払拭して、今回のコースを通して愉しみや癒しの場所として知ってもらいたい。」という思いから、コースが出来上がりました。そんな素敵な考えのもと制作してくれた千代田区の見方が変わる過ごし方をご紹介します。
今回のコースは、いつも見ている場所の見方が変わる過ごし方がポイント。そこで最初に訪れたのが東京の玄関口で毎日沢山の人が行き交う、東京駅丸ノ内本屋。
赤レンガ造りの丸の内口駅舎は、正式名称「東京駅丸ノ内本屋」として知られ、2003年に国の重要文化財にも指定され、100年以上の歴史を誇ります。東京駅構内にはさまざまなトリビアが詰まっており、特に南北ドームには豊臣秀吉の兜をモチーフにした装飾や8つの干支が描かれた円盤等、明日誰かに話したくなるようなトリビアが詰まっています。「多くの人が知っている場所だからこそ、新しい発見があった時に大きく見方が変わるので、見てほしい!」と今回選んだポイントを話してくれました。待ち合わせや電車の待ち時間にトリビア探しをしてみるのもおすすめです。
続いてやってきたのは、旧東京中央郵便局の局舎を一部保存・再生し建築された商業施設「KITTE」。
施設名は「切手」を貼って大切な人へお便りを送るように、商品やサービスに付加価値を加え、その想いまでも届けたいという気持ちと「来て」という意味が込められています。地下1階から地上6階まで、施設コンセプト「にっぽんらしさと、あたらしさを。」のもと、全国各地の日本らしさを感じられるグルメ、ファッション、雑貨など個性豊かな店舗が揃っています。館内には床や窓など、当時の素材を使用し、一部を再現した旧東京中央郵便局長室やクジラやダチョウ等のさまざまな標本を見ることができる博物館「インターメディアテク」、や東京駅を発着する列車が一望できる、6階の屋上庭園「KITTEガーデン」など魅力的な施設がたくさんあります。
KITTE(東京中央郵便局) 詳しくはこちら
住所 | 東京都千代田区丸の内2-7-2 |
TEL | 03-3216-2811 |
営業時間 | ショップ 月~土: 11:00~21:00、日祝: 11:00~20:00 レストラン 月~土: 11:00~23:00、日祝: 11:00~22:00※一部店舗により異なる |
JR有楽町駅から徒歩3分のところにある「有楽町マリオン」。商業施設と、映画館・劇場・多目的ホールが一体となった大型の複合施設です。
3つのビルからなっており、本館(東宝棟)は地下1階から8階まで「阪急MEN'S TOKYO」が営業、本館(朝日・松竹棟)には地下1階から8階まで「ルミネ有楽町1」が入り、別館は地下2階から4階まで「ルミネ有楽町2」が営業しています。アパレルショップから雑貨店、インテリアショップ、カフェなど、100を超える多様なショップが並びます。ショッピングの他にもアミューズメント施設としても備わっており、関東発の3面ライブスクリーンを導入した映画館「丸の内ピカデリー」や2つのプラネタリウムドームにカフェとショップを併設する複合施設「プラネタリアTOKYO」等、さまざまなシチュエーションに合わせて楽しむことができます。
「施設内で美味しいものを食べて、自分へのご褒美に買い物をして、現実から離れた星空の下で満喫してほしい!」と今回の過ごし方を話してくれました。
16.2ヘクタールもの敷地面積を誇り、東京ドーム約4個分にも及ぶ都会のオアシス「日比谷公園」。
大名屋敷地、陸軍練兵場を経て、日本初の洋風公園として1903(明治36)年に開園しました。園内には四季織々の花が咲き、一年を通して季節の移り変わりを感じることができます。春にはフジやハナミズキ、夏にはアジサイやクチナシ、秋にはキンモクセイ、冬にはウメが園内を彩り、季節ごとに異なる景色を楽しむことができます。紅葉の名所としても知られており、「鶴の噴水×紅葉」は写真映えするため、フォトスポットとしても人気です。また、クリスマスマーケットやオクトーバーフェスト等も行われる場所となっており、イベント時にはたくさんの方で賑わいます。
「お昼休憩や休日に花々を楽しみながらランチをしたり、散策して一度都会から離れた気分になってほしい!」と話してくれました。
最後にやってきたのは日比谷と東京駅前の行幸通りを結ぶ丸の内のメインストリート「丸の内仲通り」。
街路樹が美しい通り沿いには、有名ブランドの路面店やハイセンスなレストランやカフェ、オフィスビル、商業施設などが軒を連ねます。紅葉の季節が訪れると、色鮮やかになります。冬はイルミネーションの名所としても知られており、シャンパンゴールド色にきらめく景色は圧巻です。
丸の内エリア全体に、近代彫刻の巨匠や現代美術家の作品を展示するプロジェクト「丸の内ストリートギャラリー」の作品も展示されています。夜間はライトアップされた作品もあるので、昼と夜で違った景色を楽しむことができます。
普段何気なく通っているこの道を、改めて個性豊かな作品をじっくり見ながら歩くと新鮮な気持ちになりそうです!