江戸のメディア王・蔦屋重三郎(蔦重)は浮世絵という文化を広め、葛飾北斎や喜多川歌麿、滝沢馬琴、太田南畝といった数々の文化人たちをプロデュースし、出版をビジネスとして確立させました。また、そんな蔦重が活躍できる風土を作ったのが江戸幕府老中の田沼意次で、千代田区には江戸城や田沼意次をはじめ幕閣の屋敷など縁の地があります。今では、浮世絵など日本でもっとも古書が集まる神保町古書店街や日本を代表する出版社も集積する千代田区。ポップカルチャーの発信地秋葉原や出版の中心地として現代に繋がっています。