文房堂ビル

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【千代田区景観まちづくり重要物件】1922(大正11)年 手塚亀太郎
明治20(1987)年創業の老舗の画材店。靖国通りの一本南のすずらん通りに商店街にたつ本社ビルは1922年に竣工。翌年の関東大震災でも倒壊を免れた鉄筋コンクリート造でした。1990(平成2)年に建て替えられファサードの一面だけが保存されています。4連のアーチ窓、スクラッチタイル、丁寧に施された彫刻的な装飾など特徴的な建物です。

震災まですずらん通りはこの地域のメインストリートで、いまも商店街には看板建築が数多く残っています。その中でひときわ目を引くのがこの文房堂ビル。表面に筋状の引っかき傷をたくさんつけて焼き上げ、独特の趣のある重厚感をもつ「スクラッチタイル」がで仕上げられています。3階窓のアーチや正面に施されている素焼きの陶器で作られた花飾りの装飾が素敵です。4階はギャラリーとして公開されています。

INFORMATION基本情報

  • 所在地神田神保町1-21
  • アクセス神保町駅A7出口より徒歩5分
ホームページ  http://www.bumpodo.co.jp/index.html

 

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