藤田嗣治 【ふじた つぐはる】
1886年~1968年- ヒストリー&カルチャー
洋画家。父嗣章は軍医。中学校時代にフランス語を学ぶ。東京美術学校西洋画科を卒業後、文展に出品するが三年連続落選。意を決して13年フランスに渡る。第一次世界大戦前後のパリでエコール・ド・パリの画家らと親しく交わり、作品はサロン・ドートンヌに出品作すべてが入選するなど成功をおさめる。第二次世界大戦中は日本の海軍省嘱託として多くの戦争画を描く。このため戦後に戦争協力者として批判されることとなり、ふたたび日本を脱出、パリにもどって名をレオナルド・フジタと改めた。かつて六番町の住人であった。