西周 【にし あまね】
1829年~1897年- ヒストリー&カルチャー
明治前半期の啓蒙思想家。津和野藩医の家に生まれる。江戸に出て洋学を学んだ後、蕃書調所教授手伝並となり幕府派遣留学生としてオランダに行く。ライデン大学のフィセリングのもとで法律・経済・哲学を学び、帰国後開成所教授をつとめる。大政奉還に際しては、徳川慶喜のために議題草案を起草した。維新後は、兵部省で近代軍制を整備し、のち陸軍・文部・内務各省官僚をつとめた。また元老院議官・貴族院議員を歴任し、ヨーロッパ近代の学問・思想を日本に取り入れようとつとめた。西神田に屋敷をもち、森鷗外も数年ここに寄宿したことがある。
*画像転載元は国立国会図書館のHPによる。画面を複製する場合には国立国会図書館の許諾を必要とする。
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