泉鏡花 【いずみ きょうか】
1873年~1939年- ヒストリー&カルチャー
明治・大正期の小説家・劇作家。本名鏡太郎。尾崎紅葉の門下となり『夜行巡査』『外科室』などの観念小説で認められる。その後、独特の文体で幻想的・神秘的な世界を構成し、今なお多くの読者を魅了している。
1910年(明治43)、鏡花はそれまで住んでいた土手三番町から、元旗本屋敷だった広大な有島邸の向かいの下六番町一一(現・六番町七)にあった二軒長屋に移転、66歳で歿するまでの29年間をそこで過ごした。ここから『夜叉ヶ池』『天守物語』などの名作が生まれ、彼のもとに水上瀧太郎、久保田万太郎など多くの作家たちが集まった。
1910年(明治43)、鏡花はそれまで住んでいた土手三番町から、元旗本屋敷だった広大な有島邸の向かいの下六番町一一(現・六番町七)にあった二軒長屋に移転、66歳で歿するまでの29年間をそこで過ごした。ここから『夜叉ヶ池』『天守物語』などの名作が生まれ、彼のもとに水上瀧太郎、久保田万太郎など多くの作家たちが集まった。