清河八郎 【きよかわ はちろう】
1830年~1863年- ヒストリー&カルチャー
幕末期の志士。出羽庄内藩の郷士・斎藤治兵衛の子で、名は元司。16歳のとき江戸に出て、剣を千葉周作に、儒学を東条一堂に学ぶ。59年、神田お玉が池に文武指南所を開く。翌年、桜田門外の変を契機に志士たちと交流。尊攘運動の大義を貫くため、志士たちを伏見寺田屋に集めるが、島津久光に阻止されて挫折。63年には、幕府浪士と京都・壬生に駐屯。近藤勇ら佐幕派と対立する。江戸に戻って新徴組に入るが、麻布一の橋で幕吏に暗殺された。現在の神田東松下町には、清河が学んだ千葉周作の剣術道場、玄武館や、東条一堂の瑤池塾があった。