吉住慈恭 【よしずみ じきょう】

1876年~1972年
  • ヒストリー&カルチャー

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長唄唄方吉住流家元。東京生まれ。吉住勘四郎の子。三代吉住小三郎の養子となり、1890年に四代を継いだ。はじめは十二代杵屋六左衛門の下で歌舞伎座の囃子部屋につとめていたが、三代杵屋六四郎とともに独立して長唄研精会を結成。それまで歌舞伎の伴奏音楽とされていた長唄を、演奏会形式で広く社会に紹介し、普及させた。1936年、東京音楽学校(現・東京芸大)教授。56年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定され、翌年、文化勲章を受章。63年、実子の小太郎に名前を譲り、慈恭と名のった。現在、六番町にある紫山会館は、長唄吉住流の本拠地。