与謝野鉄幹 【よさの てっかん】
1873年~1935年- ヒストリー&カルチャー
明治・大正期の歌人。本名寛。雑誌『明星』を主宰し、浪漫主義運動を展開した歌人・与謝野鉄幹は、鳳晶子と結婚し中六番町三(四番町九)に住む約10年前の1899年(明治32)にも、上六番町四五(三番町二二)に当時同棲していた教え子の林滝野と一年あまり住んでいた。東京新詩社を創立、この場所から文壇に新風を巻き起こした雑誌『明星』の第一号が33年に発刊された。現在の東京家政学院の本館のあたりは『明星』創刊の地に当たる。『明星』は、当時の詩歌壇を主導し高村光太郎、石川啄木、吉井勇、木下杢太郎、北原白秋ら多くの詩人・作家を世に送りだした。