愛国婦人会発祥の地

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旧千代田区役所庁舎、旧千代田図書館の入り口に向かう植栽に石碑が建っています。
愛国婦人会は明治34年(1901)、奥村五百子(おくむらいおこ)の創設した婦人団体です。戦死者の遺族や傷痍(しようい)軍人の救護を主な目的としただんたいした。
奥村五百子は佐賀生まれの社会運動家で、幼時から父兄の影響を受け、尊王攘夷運動に加わりました。朝鮮に渡り、光州に実業学校を設立し、明治33年(1900)北清事変がおこると皇軍慰問使に加わり、北京、天津を歴訪しました。
明治34年(1901)将兵慰問、遺家族援護を目的とする軍事援護団体・愛国婦人会を結成。全国を遊説し、会員の拡大に努めました。
愛国婦人会は、近代日本で最初の全国的規模の婦人団体で、日本国内にとどまらず、かつて日本の植民地であった、朝鮮・台湾・樺太・満州・南洋諸島のほか、サンフランシスコ・ハワイ・バンクーバーなどにも拠点があり、最盛期には700万人も会員を持つ、大きな婦人団体でした
愛国婦人会は日本初の全国的婦人軍事援護団体であるといわれていますが、昭和6年(1931)満州事変が以降会の目的が変わり始め、目的を「軍事援護」とするのは、昭和13年(1938)以降の解散前の4年間に過ぎません。

INFORMATION基本情報

  • 所在地九段南1-6-11
  • アクセス九段下駅4番出口より徒歩3分

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